夜郎自大

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  今日の畑。ネギ3種類の苗が育ってきたので植え付ける畝を一つ作った。あと二つは雑草を抜いて、いつでも植え付けできる形まで仕上げた。今日も暖かく汗びっしょり。

  さて、ある本を読んでると……、

「すももももももももももももにもいろいろある」と書いてあって、ちゃんと読めますか?とある。

これ、「李(すもも)も桃、桃も桃、桃にもいろいろある」が正解。ついでにもう1つ……

「うらにわにわにわにわにわにわにわとりがいる」とある。

「裏庭には二羽、庭には二羽、鶏がいる」が正解。

  所で日本の国果は柿だそうだが、桃も代表格である。桃太郎が生れる素地がある。中国では桃は仙果とされ、「西王母伝説」が有名で不老長寿の霊効があるとか。

  で、孫悟空が無断で西王母の桃園に入り、桃を食べつくして天帝に叱られたと「西遊記」にある。

  桃太郎は川から流れてきた桃の中にいたが、夜郎国では流れてきた竹筒の中から将来国王になる子供が出てきたと言う伝説がある。さすが、中国は竹なのだ!

  以下は私のホームページから転載しました。

中国故事その二十三  「夜郎自大」
  漢の時代、中国西南部に小さな国々があり、その中に「真(さんずいへんが付く、以降同じ)国」と「夜郎国」があった。
  ある時、漢朝は真国に使節を派遣した。真国の国王は使節に向かって「漢の国土はどれくらいだ、我が国と比べて大きいのか?」と尋ねた。これを聞いた漢の使節は、漢の一つの州や郡にも満たないこんな小国とは比較にならないので、開いた口が塞がらなかった。
  
  後に漢朝は、今度は夜郎国に使節を派遣した。夜郎国は貴州の西にある小国で、国土は狭く、漢朝の県と大体同じほどであった。夜郎国の国王の姓は「竹」と言う。
  
  伝説によると、昔むかし、ある女の子が川で洗濯をしていると、水面に大きな竹の筒が流れて来たので拾ってみると、中から子供の泣き声がするので急いで開けてみた。すると男の子が一人寝ていたので女の子は嬉しくて小躍りして家に連れて帰り、育てる事にした。
  
  その内に子供は成長し、文武両道に秀で、やがて夜郎国の国王になった。国王になった彼は大変傲慢で、自分の国は大変大きくて、大変豊かな国だと威張っていた。彼は漢の使節に、こともあろうに「漢朝と我が国を比べたら、どっちが大きいか?」と尋ねた。
  
  自分の力量を知らず、みだりに威張る事。身のほど知らずのたとえに「夜郎自大」が使われる。
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進取の気概が大切

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 生まれつき盲人の二人は親友だった。彼等は光り輝く太陽や緑に満ちた野山など見た事がなかった。でも彼等はそれらをちっとも不幸だとは思ってもみず、却って世渡りの苦しみにあえぐ人達を憐れむのだった。

 ある日、二人は眼が見える人はツライね、朝早くから晩遅くまで働きづめで辛酸をなめ、まるで地獄だね。それに比べると我々は極楽だね。などと世間話をして歩いていた。

 たまたま傍を歩いていた農夫たちが二人の話を聞き腹を立てた。;「奴らは馬鹿だね盲人は幸せだとよ。その上我々農民を嘲り傲慢この上ない、一発ガチンと食らわさんと為にならん」と相談した。

 そこである農民が役人になりすまし大声で;「おいそこの盲人ども、役人様のお通りだ!何故道を開けぬ!」と一喝。役人の小者になりすました農夫たちが殴り懲らしめた。

 盲人たちは怪我をした手足をさすりながら曰く;「それでも盲人の方が幸せでいいね!もし、今さっきの役人を詐称した一連の成り行きを見ていた別人が、お上に告げたら農夫たちは擦り傷どころか首が飛ぶんだよ。やっぱり我々の方が幸せだよな!」。

解説者曰く;

 盲人という立場に自己満足し、進取の気概を発揮しなければ盲目に加え、更に悲しい思いに至るにに違いない。障害のない我々にしても、常々現状に甘んじて無為を貪り進取の気概を持たないなら、それはこの二人の盲人と同じだと言わねばならない。

{中国寓話故事}より

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タニシのかあさん

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 昔むかし中国のある村に天涯孤独の若者が一人で田畑を耕し暮らしていた。朝、自分で食事と弁当を作り畑仕事に精を出す日々を送っていた。

 ある日のこと、田んぼでタニシを一つ見つけ持ち帰って台所の水がめに入れておいた。あくる日の夕方田んぼの仕事を終えて家に戻ると不思議なことにテーブルの上に暖かい夕食ができていた。

 そんな事が何日か続いた。若者は怖くなり村の人に聞いてみたが誰も知らなかった。それである日、田んぼに出てすぐに引き返し様子を見ることにした。

 そっと帰りしばらくすると、水がめからタニシが出て殻から出ると若い女に変身し、炊事を始めた。若者は気づかれないようにして殻を拾って懐に隠した。

 その内に若者に見つかった若い女は殻がないので隠れられず困ったが、若者が自分の嫁になってくれと頼んだのでしかたなく承知した。

 数年が経ち何人も子供が生まれた。でも、よその子供たちに……

おまえのかあさんタニシの殻
おまえのかあさんタニシの精

 と歌いはやされた。

 はやされる子供達が不憫で、かあさんは主人に殻を返してほしいと頼み込んだ。主人は祀ってある棚の奥から殻を取り出しかみさんに返すと、突然かみさんもタニシも見当たらなくなった。

{中国の民話}から

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鉄罐と陶罐

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 宮廷内の国王の台所に鉄罐と陶罐が置いてあった。傲慢な鉄罐はいつも陶罐を見下げ皮肉たっぷりに言った。

鉄罐;「わしを叩いてみろよ!」
陶罐;「やめとくよ!兄弟」


鉄罐;「そう言うと思ってたよ!意気地なし」
陶罐;「叩かないけど意気地なしじゃないよ。我々の任務は叩くのではなく、物を入れる事にあるんだ」

鉄罐;「だまれ!やかましい。知ったふうな事を言いやがって。お前なんかすぐ割れるんだ!わしなんか永遠に割れないんだ。恐いものなしだよ!
陶罐;「どうしてそうも勝手な意地悪言うんだ!」

鉄罐;「お前と一緒にいたら恥ずかしいよ。何かの拍子に砕けて破片になっちゃうんだもん」
陶罐;「……」

 時が経ち世界が変わり王朝が栄え滅亡し宮殿も倒壊した。かの二つの罐は廃墟に埋もれごみや土が堆積し、千数百年が経った。

 ある時、考古学の一行が来て土掘りしていたら1個の陶罐を発見した。;「陶罐じゃなかろうか?」。「本当、綺麗な陶罐だ!」

 彼等は割らさないように注意して掘り上げ水で洗うと当時の御台所にあった陶罐と完全に一致していてとても喜んだ;「何て美くしいんだ!」

 一行の学者曰く;「これは古代のものでとても価値がある。今後の研究に大いに資するだろう」

陶罐:「ありがとう皆さん。私の兄弟の鉄罐も私の傍に有るはずだ!どうか探して下さい!」

 それを聞いて一行は周囲を掘ったが鉄罐などなく、ただぼろぼろに朽ちたかすかに鉄片とおぼしき赤い土が出てきたにすぎなかった。

{自分の長所と他人の弱点を比べるべからず。他の人もまた自分より優れた所があるんだ!}

{中国古代寓言}より意訳

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虎の品格

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 雑技団の虎は弟に手紙を書いた。ここの暮らしは素晴らしい。毎日さんど三度美味い食事にありつける。柔らかな豚肉や牛肉。二日に一回は生きた鶏と兔がつく。

 それに喉が渇くとタマゴのスープが飲み放題だ。風や雨の心配や息を切らして獲物を追いかける苦労もない。ここの暮らしはまるで天国そのもの。弟よ早く来なさい、私と一緒に天国の暮らしを楽しもう。

 そこで弟の虎は町へ出かけた。危険に遭うのを避けるべくぶるっと体を振って人間の子供に変身した。雑技団の前に来ると兄虎の勇壮な画がかかっていた。

 中に入ると果たして兄虎と長い鞭をもった女虎使いが現われた。兄虎は女虎使いの振るう鞭に促され坐ったり転だり火の中をくぐったり言いなりに操られていた。山でのあの勇壮な兄ではなかった。

 弟虎は情けなくていたたまれずぶるっと体を振って元に戻り山へ走りかえった。しばらくして兄虎が弟虎からの手紙を受け取ったが時候の挨拶のほか何も書いてなかった。

{手紙を出せたり、変身できたり寓話はお遊び一杯で楽しいね!}

{中華古代寓言}より意訳

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