眉毛の位置

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 ある日、目、鼻、口、耳、眉毛の五つが集まって会議を開いた。議題は「眉毛の位置について」である。

 冒頭に目が;「奴はいつもわしの上に高々と居座って、煩わしくてやりきれない。わしは{見る}と言う大事な役目があって責任重大なんだ!、ところが奴は何の役目も果していない、どう言うつもりなんだろうね?」と眉毛を揶揄した。

 鼻は待ちかねたように;「わしがいなかったら、どんな人でも死んでしまう。ところがわしは高からず低からずの場所に押し付けられている、少なくとも眉毛よりは上にあるべきだ」と不服そうに言った。

 口はすぐに;「そりゃそうだ。でもわしがいなけりゃどうなるか?考えなくてもとっくに分かるはずだ」。一番上がふさわしい」と言った。

 耳は;「でも、皆はまだいいよ!少なくとも顔の真ん中に居られるんだもの。わしだけ辺境地帯にのけ者にされてるんだ。わしがいなけりゃ雨、風、鳥の鳴き声など一切聞こえないよ。ストレス溜まって生きていけないよ」と言った。
   
 眉毛は皆の憤慨の矢面にさらされ、孤立無援で打つ手が無かった。それで、結論として{眉毛の位置を口の下}に変える事でとりあえず合意した。
   
 やがて鏡を持ってきて一同見てみて仰天した。そこには見たこともない怪物が写っていた。

{自己の長所ばかりを強調し、全体のバランスに目がいかなければダメ}との有難いお話か?或いは一見不要に見えても、重要な役割を担ってる事も大あり、との御宣託か?

{小故事中的大道理}より  写真は手前がゴーヤ、後ろはトウモロコシ。
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テーマ : 考えさせられる本 - ジャンル : 本・雑誌

貴方なら?

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 骨と皮ばかりに痩せた一匹のがいた。そこえ道に迷って路地から出てきた一匹の丸々と太って強そうで、その上毛並みのよいと出合った。
   
 狼はこの犬を襲って空腹を満たしたいと思ったが、体力的にとても敵わないと思って下手に出て、;「貴方は強そうだし、福福と太って毛並みも綺麗で羨ましい」とほめた。

 犬;「叔父さんよ、森の中では食べものも少ないし、乞食をして暮らしても先が知れてる。最後は餓死の運命が待っているだけだよ」と言い:「わしに付いておいでよ、わしと同じように楽をして腹一杯食べられるよ!」と誘った。

 狼;「そりゃいい、で、私はどうすりゃいいの?」。
 犬;「別に何もしなくていいんだよ、ただ、その人の喜ぶ事をしたり、言う事に従っていたら、飯を呉れるよ。骨付きの鳥のガラとか豚の骨など食べきれないよ」と言った。

 狼はこの話を聞き、よだれを流さんばかりに喜んだ。でも狼は不思議そうに…

 狼;「一体、何をすれがいいの?」
 犬;「何もしないよ」

 狼;「どうして、しなくていの?」
 犬;「それに触れる必要はない!」

 狼;「それって、結局どう言う事なの?」
 犬;「首輪の所に毛がないだろう、どうしてか分かる?」

 狼;「首輪って?、では貴方は、自由自在に走り回れないの?」
 犬;「そうだよ、でも、そんなの関係ないよ」

狼;「そんな事ないよ!大ありだよ。だから美味しい物を腹一杯食べられるんだ、でも私は例え宝物を積まれても嫌だね!」と言って狼は立ち去っていった。

{人はパンのみに生きるにあらず。でも、ローンを抱えて、子供が受験勉強中で失業中の貴方、さて、どうしょうか?}

{翻訳」小故事中的大道理}より

テーマ : 歴史小説 - ジャンル : 小説・文学

痛んでこそ楽を授かる

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 一匹のカラス貝が、もう一匹のカラス貝に:「砂粒が体に入って、とても痛くてたまらない、ゆっくり休む事も出来ない」と話した。

 もう一匹のカラス貝は傲慢そうに「ああ、ありがたや、ありがたや、わしの体には砂粒など無く、痛みも無い。すべてこの上なく気分が良い」と自慢した。

 この時、近くを通りかかったカニは二匹のカラス貝の話を聞き、あの傲慢なカラス貝に:「そうだよ、お前は気分がいいだろう。けれども痛くて苦しんだ彼はそのお陰で大変美しい真珠を生み出すんだよ!」と語って去って行った。

{苦難の先には虹がある、がんばれ!}

{小故事中的大道理}より

テーマ : 今日のつぶやき - ジャンル : 日記

電話ママ

  小学一年生の男の子は、幼い時に両親が亡くなりおばあさんと二人で暮らしていました。毎日、昼の給食を食べた後、数枚の銅銭をにぎり廊下にある公衆電話へ走り電話をかけていました。

  もし貴方がたまたま傍を通りかかったら、幼稚な声でこんなはなし声が聞こえたことでしょう。「ママお昼もう食べた?学校が終わったら迎えに来てくれる?覚えているよ、おもちゃ買ってくれたこと……」。

  時には笑い声が聞こえることもあります。昼の終りのベルが鳴ると別れを惜しむように電話機から立ち去るのでした。

  ある日、昼休みにクラス会があって、男の子は時間に間に合わないと思いあわてて電話機を投げ出し走っていきました。

  丁度通りかかった担任の女先生が受話器を元に戻そうとしたら:「次の時報は12時30分12秒。次の時報は12時30分15秒」と、とめどなく若い女性の声が聞こえてきました」

  女先生は突然大粒の涙が出てきてその場から動けませんでした。

{小故事中的大道理}より

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写真は我が畑の畝の一部