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話の分かる長官

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 王承は(273~318年)今の山西省太原の人で東海郡の長官をしていた。人柄は細かい事に拘泥せず、老子の徒で無為をたっとび何事にも大らかであった。

 ある時、池の魚を盗んだ小役人がいて、裁判員がこれを法に照らして詮議しょうとしたのを王承が差し止めた。

 曰く;「昔、周の文王は園を解放して百姓と共に楽しんだ。池の魚などなんぼのもんじゃ!魚を取ったくらいで罰してはいけない!」

 また、ある時、夜歩きの禁を犯し警察に捕まった者がいた。王承がそのわけを聞くと答えて曰く;「先生について勉強に熱中していて日の暮れるのも知らなかった」

 王承曰く;「昔、寧越という篤学の士がおり、夜を日についで勉強したと言うが、そんな勉強家を鞭うって、権威をひらけかすのは人の道の根本にもとるものだ」と言って護衛をつけさせ家まで送らせた。

 王承のきこえはは上に通じ厚遇され、重きについた。最後には東晋中興の時の第一の名臣だったと言われたもの。

{たとえ封建時代であれ、人道の根本を行えば世に通じるもの}

{蒙求 王承魚盗}より意訳
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テーマ : 雑記 - ジャンル : 小説・文学

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