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コントロールが効かない暴走列車

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  私の好きな山本夏彦に「何用あって月世界へ?--月はながめるものである」の一節がある。アポロが月に着陸したとの報に接して発したことばだ。

  つづいて「神々のすることを人間がすると必ずばちが当たるぞ!」と諌めている。こういうの私は大好きだ!

  ついでに、これを水平展開すると「富士山は登るものじゃない。遠くから眺めるものである」となる。ニュースをみるに世界遺産登録でばちが当たりはじめた!感がある。嗚呼!

  自然を征服すると言う思想は東洋にない。山は古来畏敬の対象である。串田孫一が煽ったので百名山をめざす定年退職者が増え、ばちが当たった者もいると聞く。

  神仙や山伏の世界を土足で穢す文化は明治の文明開化と共に入った。これ、止めようもない大きな流れなのだ!あの大戦に突っ走った流れと同じ。

  夏彦の言う「ばち」に向かって世界が走る。原発事故も台風被害も同じ流れ。人間ってコントロールが効かない暴走列車なのだ!嗚呼!

  写真は嵯峨清涼寺のもみじ
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テーマ : ひとりごと - ジャンル : 日記

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